メダカの卵が孵化しない方必見!卵が針子になる日数や水温は?【管理方法まとめ】

平磯めだかです。

今回はメダカの卵が孵化しない方に向けて、なぜ孵化しないのか?その原因や対策について僕の経験を踏まえて紹介していこうと思います。

また、YouTubeにはたくさんの参考になる動画が溢れているので、そういった動画も交えて分かりやすいようにしていきますね。

 

この記事を見て分かる事
  • メダカの卵が孵化しない理由が分かる
  • メダカの卵が孵化する日数が分かる
  • メダカの卵の様々な管理方法が分かる

 

メダカの卵が孵化しない理由5つ

メダカの卵が孵化しない理由としては、大体はこの5つが原因であることがほとんどです。

それでは、1つずつ原因を探っていきましょう。

 

平均水温が低い

4月になると昼間の気温が20℃程度まで上昇する日も多くなってきます。

そうなってくると当然メダカ達も春の訪れを察知して、産卵する子達が多く見られるようになってきます。

 

とはいえ、昼間の平均気温が高くなっただけで、夜は相変わらず寒いです!

下手したら10℃を下回る事だってしょっちゅうですからね。

 

そんな状態で卵を水につけていても寒すぎて孵化する前に死んでしまうことがほとんどです。

これは後程紹介する「孵化するまでのトータル気温」が関係してくるので、気になる方は読み進めてくださいね!

 

水質が悪い

どんなに気温が高くても水質が悪ければ卵もダメージを受けます。

具体的には水カビ等が繁殖して卵を汚染して殺してしまうのです。

 

ですがこの水質に関しては、初心者が悩むところかもしれません。

ひとくちに水質が悪いと言っても、いわゆるグリーンウォーターと言われる水が全て悪い訳ではないからです。

その辺に関しても後々説明していきます!

 

太陽の照射時間が足りない

メダカの産卵に太陽の照射時間の長さが関係してくるのは有名な話ですが、以外にも卵にも影響してくるとの事。

僕自身、光の無い場所での孵化実験などやったことは無いので定かではありません。

 

ですが、メダカ界でも有名な大分メダカ日和さんや、他のメダカ飼育ブログの方も提唱されているので、事実なのでしょう。

とはいえ僕も経験上、屋内よりは屋外で太陽をガンガン照射してた方がメダカの卵の孵化率は高いです!

 

というのも、太陽の光には殺菌作用がある為水中の雑菌なんかを殺してくれるんです。

雑菌が少なければ、それだけ卵の孵化率は上がる訳です。

 

それに、太陽のもとだと孵化するまでにバクテリアや植物プランクトンなども順調に繁殖してくれるので、針子のエサが豊富になるんです。

もちろんそれに加えて、粉エサやPSB等も必要になりますけどね。

 

有精卵ではなく無精卵

そもそも論になってしまうのですが、無精卵を有精卵だと勘違いしてる場合も初心者にはありがちです。

というか僕自信、有精卵と無精卵の違いなんて最初は分からなかったですからねw

 

でも、有精卵と無精卵の見分け方なんて意外と簡単なんですよ。

ポイントは卵の柔らかさです!

 

まずはメダカの卵を人差し指にいくつか乗せましょう。

そして、親指でギュっと少し力を加えて卵を押さえつけてください。

 

その時にプチンッと割れてしまうものは全て有精卵です。

この時、バカみたいな力で揉み潰さないように!

 

あくまでも、イチゴとかブドウを潰すくらいの、、、うーん、イマイチ良い表現が。

とにかくやってみてください!w

 

でも、僕自身も最初は思ってたんですよね。

せっかく産んでくれた卵を潰すなんてもったいない!

って。

 

ですが、指でつまんで潰れちゃうようなものはそもそも無精卵なんです。

それを入れてしまうと水カビが増殖する原因にもなるので、そこは心を鬼にして潰れるものは潰してください!

これも全ては有精卵の為です。

 

日にちがあまり経っていない

いくら有精卵でも、2~3日で孵化することはまずありません。

メダカの卵が孵化する為にはこんな法則があります。

それは、平均水温✕日数=250℃の法則です。

 

メダカの卵はトータルで250℃に到達すると孵化すると言われているんですよ。

 

その為、5~6月に屋外で孵化させる場合、平均で2週間程度の期間が必要なんです。

夏場になれば平均気温も高くなるので、1週間程度で産まれる子も出てきます。

 

水温が低いと孵化率は下がる

5月後半くらいになれば、平均気温も高くなる傾向にありますが、4月だとさすがに平均気温が低すぎます。

たとえ有精卵であったとしても、産まれるまでの期間が2週間以上となればそれだけ雑菌に侵される危険は増大します。

また、針子自体の体力が持たずに亡くなってしまう場合もあります。

 

いずれにせよ、卵は死んでしまうので、産まれてくることはありません。

そんな気温が低い場合、熱帯魚用ヒーターで加温する方法もあるので、金銭的に余裕のある方は試してみてはいかがですか?

 

メダカの卵の様々な管理方法をまとめてみた!

メダカの卵には様々な管理方法があります。

それについて、ザックリと分けて解説していきます。

 

メダカの卵を1粒ずつ分離して管理する方法

 

こちらはメダカの卵を採卵して、その卵を手で1粒1粒分離させて管理する方法です。

この方法は、飼育しているメダカの品種が少ない方向けですね。

媛メダカさんの動画が分かりやすかったので、お手本にどうぞ(#^^#)

 

採卵した卵を布の上で分離させる

エビオドリさんのチャンネルでペーパーを使用した方法があったのでご覧になってください。

まずは採卵したメダカの卵を使わない平らな布に何個かまとめて乗せましょう。

そしたら、その卵を人差し指で押さえつけ、少し強めにグリグリと押さえつけます。

 

そうすると、無精卵だけがプチプチと潰れて、有精卵だけが残ります。

また、その過程でメダカの卵の表面にある、本来水草などにくっつける為の付着糸も取り除けるので、卵同士が分離するのです。

 

メチレンブルーや水道水で孵化まで管理する

動画は僕がメダカを飼育し始めた当初によく見させて頂いた青空めだかさんになります。

僕も初期は青空めだかさんの1粒ずつ管理する方法で卵を孵化させていました。

なので、とても参考になるはずですよ!

 

グリグリして残った有精卵は、メチレンブルー水溶液(アグテンでも可)に入れていきます。

この時、メチレンブルーが無い場合無理に買わなくても、家の水道水でもOKです!

 

水道水には殺菌の為にカルキ(塩素)が含まれています。

カルキはメダカ含め魚達にとっては有害でも、卵は殻で被われている為、基本的に大きな影響はありません。

むしろ、卵を雑菌から守ってくれる手軽に手に入る殺菌水なのです!

 

そして容器の大きさにもよりますが、数百ml程度の小さい容器なら少なくとも2日に1回。

そこそこ大きい1L程度の容器なら3~4日に1回は水換えを行いましょう。

もちろん、出来ることなら毎日水換えが理想的です。

 

そして、容器は1つよりも最低2つはあった方が良いです。

というのも、容器は次第に雑菌が繁殖してヌメヌメしてくるので、定期的に丸洗いする必要があるからです。

 

針子用水槽に移動する

針子が孵化したら、底の深いスプーン等を使用して、予め用意しておいたグリーンウォーターや生クロレラ水に移しましょう。

ただし、針子は水質変化に弱い為、なるべく水質と温度を合わせておくことをオススメ致します。

 

産卵床をメチレンブルー水道水で管理する方法

こちらは産卵床ごとメチレンブルー水溶液に浸けて管理する方法です。

僕も、品種が増えてきて、卵1粒1粒を分離させるのが追い付かなくなってきた頃にやっていましたね。

 

産卵床をメチレンブルーや水道水に入れる

まぁやることは簡単で、卵が付いた産卵床をメチレンブルー水溶液に浸けて、針子が孵化するまで待つだけです。

もちろん、カルキ抜きしていない水道水でも大丈夫です。

 

そして当然ながら、1~3日おきの水換えを推奨します。

それ以上に関しては自己責任でお願いしますね!

 

針子用水槽に移動する

こちらは先程と同様です。

 

卵付きの産卵床をバケツに放置する方法

こちらは卵付きの産卵床を水量の多いバケツや水槽にドボンして放置するスタイルです!

10品種以上いる場合は、確実にこのスタイルがオススメです。

 

動画は私平磯めだかが卵付き産卵床をヤフオクで出品した際に管理する方法をまとめた動画になります。

前半部分は付属品の紹介なので、後半部分が参考になるかと思われます。

 

卵付き産卵床を水道水の入った水に入れる

卵付きの産卵床を水量の多い容器に入れましょう。

このとき特に、無精卵を取り除いたりする必要はございません。

 

というか、品種が多いとそんなことしてられなくなります。

もちろん、やりたければやっても構いません。

そこはあなたの好きにしてください。

 

魚の卵は本来、全ての卵が孵化する訳ではありません。

その為に沢山産卵して孵化率を上げているのです。

なので、これは自然の摂理に則ったやり方なのです。

 

スパルタ式と言われたりもしますが、自然界ではそれが当たり前なのです。

なので、全ての卵が孵化しない事に気負う必要はないのです。

 

グリーンウォーターとミジンコを入れる

グリーンウォーターの種水とミジンコの種親を入れましょう。

何もしなくてもグリーンウォーターになることはありますが、こうする事でより早くグリーンウォーターを作り上げることが出来ますよ。

生まれたての針子はグリーンウォーターやミジンコの子供をエサにしてどんどん大きくなっていきます。

 

親抜きして管理する方法

こちらは種親となるメダカ達をしばらく飼育した後、種親だけを抜き取り放置する方法になります。

これは容器が沢山あったり、敷地が広い方がやるべきですね。

こちらも我が師匠の青空めだかさんの動画がとても参考になったので見てくださいね(#^^#)

 

小さな容器に種親を1週間飼育する

10~20L程度の小さな容器に種親となるメダカ達を1週間飼育しましょう。

よく見るのは、バケツやNVボックスですかね。

この時、産卵床を1つ入れておくと良いです。

 

1週間後に種親を抜いてミジンコを投入する

1週間も飼育していると、勝手にグリーンウォーターになっていることがほとんどです。

そうしたら、種親を全て取り除きましょう。

そして、ミジンコを数匹程度で良いので入れましょう。

ミジンコの増殖は凄まじく、1週間程度で何百匹と増えていくので。見ていて面白いですよ!

 

この時注意して欲しいのが、1匹でも種親を残してはいけないという事です。

たった1匹でも成魚が残っていると、ミジンコは食い滅ぼされ、産まれてきた針子達もたちまち成魚の餌食になってしまうからです。

 

約2週間程度で針子が生まれる

約2週間程度で針子達がどんどん産まれていきます。

夏場なんかは1週間程度で生まれることがザラにあります。

 

初めて針子を見つけてから2日経ったら粉エサをすりつぶして与えてあげましょう。

この時、いっぱい食べてもらいたいからとエサを沢山あげるのはNGです!

メダカ達が沢山いる場合は良いですが、数匹しか泳いでない場合、その子達の上にちょびっとだけ与える程度で構いません。

 

エサのあげすぎは水質悪化に繋がります。

詳しくは、稚魚の育て方でより詳しく解説していきますのでご覧になってください!

 

メダカの親抜き後の容器の参考動画

としやん日記さんの動画で親抜きから2週間経過した場合の容器の動画がありましたので参考にどうぞ。

7月なので気温も高いでしょうから、多分早い子では1週間程度で孵化したんでしょうね。

ここにオオミジンコを投入すると、水がクリアになって稚魚の様子が分かりやすくなりますし、稚魚の餌にもなるのでオススメですよ(#^^#)

 

メダカの卵の孵化させる為のまとめ

さて、様々なメダカ屋さんやメダカ愛好家さんの動画も参考にして、メダカの卵を孵化させる方法について解説してきました。

今回紹介したやり方はあくまでも一例に過ぎません。

 

このやり方がベストというものは正直言って存在しません。

何故なら、あなたの住んでいる地域によって気候も違いますし、当然ながら水質も違います。

ですので、この記事で紹介したやり方を参考にしていただいて、あなたなりの飼育方法を見つけてくださいね。

それでは、今回のまとめにいってみましょう。

 

メダカの卵の孵化させる為のまとめ
  • 太陽によく当てる
  • 高水温(20~35℃)を維持する
  • 水質悪化に気をつける
  • 焦らずに2週間は待つ

 

その他、今回のことで疑問に思った事などあれば、ブログのお問い合わせフォームかTwitterのアカウントにリプするかDMを送ってください。

今後の記事作成の参考にさせて頂きます(#^^#)

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